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アメリカのナースプラクティショナー

アメリカの医療ではナースプラクティショナー(略称:NP)という職業をよく聞きます。日本では聞きなれない言葉ですが、実は平成20年から大学院修士課程でナースプラクティショナーの教育が始まり、診療看護師として知られています。現在日本でナースプラクティショナーの資格を取得している人は約400人程度ですが、アメリカでは355,000人以上います。また、一定の診療ができるため、医療従事者の人材不足が続いている中、ナースプラクティショナーを必要とする医療機関が増えています。

 

こちらのページではアメリカでナースプラクティショナーとして働く方法やメリットをご紹介します。

ナースプラクティショナーについて

ナースプラクティショナーになる方法

ナースプラクティショナーになるためには、まず正看護師(Registered Nurse)の免許が必要です。4年制大学で看護学位(BSN)を取得後、NCLEX-RNという正看護師国家試験を受験します。合格直後に正看護師の免許が発行されます。日本で正看護師の免許をすでに取得している場合、CGFNSに日本の看護学校で取得した単位を審査してもらいます。無事に審査を通過できた場合は、留学せずに国家試験を受けられます。

 

さらに、ナースプラクティショナーは高度実践看護師(Advanced Practice Registered Nurse 略称:APRN)の一種なので、RN免許取得後、大学院でナースプラクティショナーのコースを受講する必要があります。博士号または修士号を取得したら、ナースプラクティショナーの国家試験を受験することができ、合格後、NP免許が発行されます。

 

ここで注意しておきたいのが、アメリカは州によって規定が異なるため、働きたい州をまず決め、そこに合わせて大学を選ぶことが重要です。

仕事内容

ナースプラクティショナーは医師がいなくても診察、診断、治療のオーダーを行うことができ、医者より長く患者さんと向き合うので、満足度が高いことで知られています。医療行為は州によって異なりますが、一般的には病状の記録や身体検査、治療計画の作成や薬剤処方もできます。このように、医者が行う業務もできるので、アメリカでは患者さんがより早く治療をできるようになっています。また、ファミリーNP、救急NP、小児NP、成人NP、腫瘍学NPなどの専門ナースプラクティショナーもいます。

 

一般病院やクリニックはもちろん、自宅訪問サービスや施設などでも働けます。ただ、アメリカで働くにはビザまたは永住権が必要です。NP免許を取得後、ビザのスポンサーになる医療機関を見つけなければいけません。スポンサー探しにお困りの際は弊社がサポートいたします。

メリット

州や医療機関によって待遇はさまざまですが、正看護師(RN)より高額収入が期待できます。ナースプラクティショナーの平均年収はおよそ$130,000、日本円で1800万円以上になります。

 

また、キャリアアップを考えた時、ナースプラクティショナーを目指す看護師が多いです。ナースプラクティショナーになると、クリニックを開業できたり、通常の看護業務以外のこともできるからです。さらに、クリニックや病院のほか、医療研究や看護教育に携わることができるので、やりがいのあるお仕事ではないでしょうか。

アメリカのナースプラクティショナーになるためには、州の規定に基づいた看護学位、正看護師免許、そして高度実践看護師の免許が必要ですが、医師に近い立場で患者さんと向き合うことができ、給与も非常に高いです。

 

弊社では看護留学、受験対策、免許の書類申請、ご希望の州でビザ・永住権のスポンサーをご紹介しております。

 

まずはお気軽にお問い合わせください。

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