看護師お役立ちブログ
アメリカの処方箋、どう書くの?
10.15.2025 | アメリカの看護師情報

アメリカで看護師になる方にとって、アメリカではこれどうなの?とふと疑問に思うことがあるかもしれません。アメリカではどのように処方箋を書くの?これもそのひとつではないでしょうか。今回は、アメリカの処方箋の書き方についてご紹介します。
アメリカ処方箋の書き方
アメリカでは、まず処方する薬物名、投与経路、1回量、そして1日に何回服用するか、服用期間、そして処方する数量を記入します。
例えば、抗生物質の Cephalexin を経口で1回量 500mg、1日に2回7日間の処方だと、Cephalexin 500mg PO BID x7days #14 と書きます。#14 は、14 錠処方するという意味です。
投与経路 (route of administration)
下記のように略語で記載します。
- PO:経口(ラテン語のフレーズ "per os") IV:静脈内(intravenous)
- NG:経鼻胃管投与(nasogastric)
- IM:筋肉内注射(intramuscular)
- SC:皮下注射(subcutaneous) など。
投与回数
下記のように略語で記載します。
- QD:1日1回(ラテン語でquaque die)
- BID:1日2回(bis in die)
- TID:1日3回(ter in die)
- QID:1日4回(quater in die)
- HS:就寝前(hora somni)
- QOD:1日おき(quaque altera die) など。
また、Refill が記載されることもあります。Refill(補充)とは、処方薬が少なくなったときに、処方医に新しい処方箋を頼まなくても、同じ薬を注文できることを意味します。
まとめ
アメリカの処方箋の書き方を、略語も含めてご紹介しました。医療機関によっては、看護師が処方箋を書いて、最終確認とサインを医師にもらい患者に渡すこともありますので、処方箋の書き方、投与回数の略語などを熟知することは大切です。
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