看護師お役立ちブログ

日本とアメリカ看護師のコミュニケーションの違い

10.08.2025 | アメリカの看護師情報

日本とアメリカ看護師のコミュニケーションの違い

アメリカで看護師として働くために、語学力の向上や資格の取得も大切ですが、住み慣れた日本を離れ新地での新しい文化や、環境に順応することも不可欠です。日本とアメリカでは人間関係に対する文化も異なることから、うまく意思の疎通が図れなかったり、自分の気持ちが伝わらなかったりという経験をすることがあるかもしれません。今回は、日本とアメリカでのコミュニケーションの違いについて考えていきたいと思います。

日本のコミュニケーション

日本の人間関係は、相手のことを思いやり調和を保つことが大切にされます。相手の気持ちを優先させて自分の主張を言わないことにより他社との関係を良好に保つことが美徳とされる文化があります。また、”阿吽の呼吸”と言われるように、相手と言葉を交わさなくても微妙な気持ちなどの心が通じ合うさまを表すことわざもあります。日本のコミュニケーションは謙虚さが重要視されて、集団での調和や和が大切にされる傾向があります。

アメリカのコミュニケーション

アメリカの人間関係は個人の主張が尊重され、日本とは大きな違いあります。友人間、ビジネスにおいても自分の考えをストレートに伝えることが一般的です。また、アメリカでは初対面でもフレンドリーに接することが好まれ、あいさつや対応も親しい態度をとることが多いです。

医療現場での日本とアメリカのコミュニケーションの違い

看護師にとっても職場でのコミュニケーションの取り方も日本とアメリカで異なります。現場での下記のような状況について比べてみましょう。

  • 指示の受け方:日本では、遠慮がちで”阿吽の呼吸”のような対応が期待される。疑問に思っても相手を尊重して意見をしないこともあります。アメリカでは、はっきりと確認、わからなければ即質問、疑問点は意見交換します。
  • 報告・相談:日本では、状況を見て遠慮しがち。アメリカでは必要に応じてオープンに情報を共有し報告・相談する。
  • 患者対応:日本では、敬語を使用し一定の距離を保ちながらの対応。アメリカでは、フレンドリーに対応する。
  • 上司とのかかわり方:日本では、上下関係に重きが置かれていて気軽に話せない雰囲気がありますが、アメリカでは上司もファーストネームで呼んだりフランクに話します。

まとめ

日本のコミュニケーションは、直接に言葉で伝えなくても相手を察することによって理解を深める文化がありますが、アメリカでは、言葉で伝えあって理解を深める文化です。何も言わないと、何を考えているのかわからない、と判断されてしまいます。日常生活でも職場でも、日本とアメリカそれぞれの文化を理解して相手に合わせたコミュニケーションをとることが円滑な人間関係を保つための秘訣です。

アメリカで看護師になりたい方のサポートをしています。どうぞお気軽にお問い合わせください。


アメリカでナースになりたい方、サービスについてご質問等ございましたら、
お問い合わせ下さい。