看護師お役立ちブログ

NCLEX-RN 合格前になにをする?助産師・ラクテーションの経験を活かせる仕事という選択肢

07.06.2026 | アメリカの看護師情報, 試験について, 資格

アメリカで看護師を目指しながら母子ケアの経験を活かす女性

アメリカで看護師として働くことを目指している方の中には、
「NCLEX-RN を受けたいけど、まだ英語力に不安がある」 「合格までの間、経験を活かした仕事ができないだろうか」
と悩んでいる方も少なくありません。

先日、日本で助産師として勤務し、授乳支援(ラクテーション)を中心に活動されていた方からご相談をいただきました。

アメリカでの看護師資格を目指しているものの、受験勉強が思うように進まない、英語力もなかなかおいつかず、受験はもう少し先になりそうだとのことでした。

受験勉強をしながら、助産師として積み重ねてきた経験を活かしたい、という思いを持たれていました。

このご相談をきっかけに、RN 取得前でも母子領域の経験を活かせる仕事について考えてみました。

ライセンス取得までの期間の長さ

海外で看護師として働くまでには、

  • 受験資格審査
  • 英語力向上
  • NCLEX-RN 受験勉強
  • 就職活動

など多くのステップがあります。
その人のケースにもよりますが、数か月、人によっては数年かかることもあります。
その期間を「何もできない時間」と考える必要はありません。
むしろ将来RNになってからにもつながる経験を積む期間と考えることもできます。

日本の助産師やラクテーション経験者の強み

助産師や母子看護の経験がある方は、

  • 新生児ケア
  • 授乳支援
  • 育児指導
  • 家族支援
  • 発達への理解

など、アメリカでも評価される知識や経験をすでに持っています。
もちろん日本の資格だけで看護業務を行うことはできません。
しかし、母子支援に関する知識そのものは決して無駄になりません。
では、母子支援に関連のある職種についてご紹介します。

Early Childhood Education (ECE)

ECEは乳幼児の発達や教育を学ぶ分野で、日本でいう保育や幼児教育に近い領域です。
看護とは異なる分野ですが、

  • 子供の発達
  • 家族との関り
  • 健康教育
  • 保護者支援

など共通する要素も多くあります。小児看護や助産経験のある方にとっては、これまでとは違う視点から子供と家族を理解する機会になるかもしれません。
英語力の向上にもつながりますし、異文化の環境の学びもあると思います。

授乳支援を活かすという道

アメリカでは授乳支援を専門とする職種や資格が存在します。

たとえば、

  • LC (Lactation Counselor)
  • CBS (Certified Breastfeeding Specialist)
  • IBCLC (International Board Certified Lactation Consultant)

などです。

すべての授乳支援資格が同じレベルではなく、それぞれ求められる知識や専門性が異なります。
なかでも、IBCLC は国際的に認められた高度な授乳支援資格であり、病院や NICU で活躍している専門家もいます。
もちろん英語力は必要ですが、助産師や授乳支援経験者にとっては興味深い選択肢になるかもしれません。
RN を取得してからも合わせてIBCLCがあれば、授乳支援もできる RN として活躍できる場が広がるでしょう。

看護師になるまでの時間をキャリアに変える

海外で看護師なるまでの道のりは、人によって異なります。

すぐに NCLEX-RN を受験する人もいれば、英語力向上を優先する人もいます。
どちらが良いのかはその人のケースによるでしょう。

大切なのは、今の自分にできることを積み重ねることではないでしょうか。

もし母子領域や授乳支援に興味があるのであれば、

  • ECE を学ぶ
  • 子どもに関わる仕事をする
  • 授乳支援の資格を調べてみる

といった経験は、将来 RN になった後にも活きる可能性があります。

NCLEX-RN 合格までの期間を、自分の専門性を広げる時間として活用できるかもしれません。

今回ご相談をくださった助産師さんのおかげで、私自身も看護師以外の母子支援のキャリアについて学ぶ機会をいただきました。
同じように悩んでいる方の参考になれば幸いです。

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