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Category Archives: 看護師

トラベルナース?聞きなれない言葉かと思いますが、アメリカでは確立された働き方のひとつです。今回は、トラベルナースになるのに必要な条件、そもそもトラベルナースって何?などについてご紹介したいと思います。 旅行看護師?バケーション感覚で訪れた街で看護師として働く? トラベルナースとは、決まった病院などに就職するのではなく、看護師の人材派遣会社に雇われて仕事をする形態になります。基本的に、スタッフが足りない医療機関に派遣されるので、住まいに近いところに仕事があることもあれば、違う州で仕事をすることもあります。 どんな仕事? トラベルナースになるには? トラベルナースの収入は? どんな仕事? 現在アメリカでは、約170万人ほどの看護師がトラベルナースとして働いているといわれています。さまざまな場所で、看護師として働くのですが、医療機関とそのニーズにより、ひとつの施設で働く期間は4週間から26週間ほどです。 トラベルナースは、もともとの医療機関で働いているスタッフと同じ責任を負います。働く現場は、年間を通じてさまざま違う分野に割り当てられます。病院、ナーシングホーム、リハビリテーションセンター、ERなどなど。 トラベルナースになるには? 1.看護学校を卒業する。アメリカでは、短期大学の看護科を卒業(ADN)しても看護師試験が受けられますが、トラベルナースの人材派遣会社では、4年制大学卒(BSN)を採用条件にしているところが多いです。 2.NCLEX(アメリカ看護師試験)に合格する。NCLEXの受験資格は、看護大学を卒業することにより取得できます。また、外国で看護師の免許を持っている人が自国で受けた看護教育をアメリカの看護審議会に認めてもらうことにより、受験資格を取得できることもあります。 3.看護師免許を取得した新卒看護師が、トラベルナースになるには急性期医療の環境で最低1年の経験を積む必要があります。また、集中治療室や、救急治療、産科などはさらに専門分野での経験が必要になることもあります。経験が豊富な看護師は、看護技術が高く評価されトラベルナースとして重要な戦力になります。 4.トラベルナースの人材派遣会社に申し込む。 人材派遣会社のリクルーターが条件に合った仕事先を斡旋してくれます。 5.所持している看護師免許で働ける州か確認する 所持している看護師免許を得た州と働きたい州の両方がコンパクト(Nurse Licensure Compac)に参加している場合はよいのですが、そうでない場合は、その州のライセンスを申請する必要があります。 6.住居を確保する トラベルナースの住居の選択肢はいくつかあります。人材派遣会社が提供している住居か、住居手当が提供されます。住居手当を受給する場合は、自分で住居を探す必要があります。手当で住居費を賄うのに不足分がある場合は、自己負担になります。 トラベルナースの収入は? アメリカの看護師の給料は、州によっても違いますが、平均で年収約$75,000ほどです。そして、トラベルナースの平均給料は、約$102,000といわれています。そのほか、住居費の補助があるので、トラベルナースの収入はさらに高いといえます。 アメリカ看護師の働き方のひとつ、トラベルナースについてご紹介しました。ひとつの場所にとどまらず、いろいろな現場で働きたい、新しい環境にすぐになじめる方、違う医療機関で経験を積みたい方、トラベルナースとしてのキャリアを選択する人の理由は様々です。 アメリカの看護師について、ご質問があればぜひお問い合わせください。

アメリカで看護師になることを夢みながらも、行動を先延ばしにしていませんか?円安が進んでいる今、アメリカをさらに遠い存在のように感じていませんか?今回は、日本にいながらも着実にアメリカの看護師になる夢を実現させる方法があることをご紹介します。 日本にいながらアメリカの看護師免許を取得? 今回は、日本にいながらも着実にアメリカの看護師になる夢を実現させる方法があることをご紹介します。 日本にいながら日本の看護師の免許をアメリカの免許へ移行 比較的手続きが簡単なニューヨーク州について 日本にいながら日本の看護師の免許をアメリカの免許へ移行 日本の看護師の免許を、日本にいながらアメリカのライセンスに移行する方法です。看護留学をせずにアメリカの免許を取得できます。 アメリカの看護師免許は、それぞれの州で発行されるので、まずはどの州で働きたいか想像してください。常夏のハワイ?大都市ニューヨーク?気候が温暖なカリフォルニア?などなど。 広いアメリカでは、州によってだいぶ住み心地は違います。また、州により、看護師免許を取得するために合格しなければならないNCLEXという試験の受験資格も異なります。 比較的手続きが簡単なニューヨーク州について 比較的手続きが簡単なニューヨーク州についてご紹介します。 州によっては、ある程度の英語力があることを証明するテスト結果を提出する必要がありますが、ニューヨーク州では必要ありません。 また、ソーシャルセキュリティーナンバーといわれる、社会保障局から個人に発行される9桁の番号がなくても受験できます。アメリカは、戸籍制度がないので、このソーシャルセキュリティーナンバーがIDとして大切な役割をもっています。米国市民でない場合は、合法的にアメリカで働くことができる者のみが取得できる番号です。 ニューヨーク州では、直接にオンラインでState Board of Nursing(ニューヨーク州看護審議会)に申し込む方法と、CGFNS(Commission on Graduates of Foreign Nursing Schools/外国の看護学校審議会)と呼ばれる機関で日本で履修した教育の審査をしてもらい提出する方法があります。このステップはとても大切で、尚且つ時間を要します。現在、CGFNSの審査には6か月から1年以上が要するといわれているので、今から書類集めや申請の準備を始めることをオススメします。 以上が、NCLEXの受験資格を取得する流れになります。また、NCLEX試験は東京と大阪で受験可能です。つまり、ここまですべてを日本にいながら進めることが可能なのです。 アメリカで看護師として働いてみたい、と思われている方。円安が続く今、将来を見据えて準備を始めてみたらいかがでしょうか。今、頑張っているお仕事を続けながら、将来のために貯蓄する、英会話教室に通う、NCLEXの受験勉強をする、日本にいながらアメリカで看護師になる道に近づいてみてはいかがでしょうか。 日本の看護師の免許をアメリカの免許に書き換えたいなど、ご質問がありましたら、ぜひお問い合わせください。

アメリカで看護師になるには、NCLEXという看護師資格試験に合格する必要があります。NCLEXの受験資格は、アメリカの看護大学や看護短大を卒業することで得ることができます。また海外で看護師の資格を持つ者も、希望の州に申し込むことにより受験資格を得ることができることもあります。 アメリカ看護師資格試験の難易度 NCLEX試験はどのくらい難しいのでしょうか。2022年の1月から3月の合格率が発表されたので、前年、前々年の結果と比較してみます。 NCLEXーRN(正看護師): 試験合格率 NCLEXーPN(准看護師): 試験合格率 NCLEXーRN(正看護師): 試験合格率 アメリカで教育を受けた者の方が、外国で教育を受けたものより合格率が高いのは明らかです。また、4年制大学を卒業した者の方が、2年制大学にくらべ、合格率が高いこともわかります。それぞれが、どのような勉強法を行って合格に至ったのかの記述はありません。 気になるのは、1回目受験者において、4年制大学の卒業生の合格率が、2020年から2022年にかけて約5%も下がったこと。また、2年生大学卒業者の合格率も2020年から2022年にかけて3%以上も下がっています。これは、コロナの影響で、対面の授業が減ったり、NCLEXの勉強についてもオンラインに切り替わったなどの影響があるのかもしれません。 その反面、外国で教育を受けた者の合格率は2020年から2022年にかけて1回目受験者も再試験車も3%近く上昇しています。 RN(正看護師) 2022年1-3月 2021年 2020年 アメリカで教育を受けた者       1回目受験の合格率       4年制大学卒業者 85.59% 86.06% 90.29% 2年制大学卒業者 79.23% 78.78% 82.80% 再試験者の合格率 42.21% 45.52% 42.94%         外国で教育を受けた者       1回目受験の合格率 46.64% 46.68% 43.71% 再試験者の合格率 27.49% 27.75% 24.84% NCLEXーPN(准看護師): 試験合格率 こちらも、アメリカで教育を受けた者の方が、外国で教育を受けた者より合格率が高いのは明らかです。アメリカで教育を受けた者の合格率が、2020年から2021年に向けて3%以上も下がりましたが、2022年に約3%上がりました。一方、外国で教育を受けた者の合格率は、2020年から2年連続約3%下がっていることがわかります。 PN(准看護師) 2022年1-3月 2021年 2020年 アメリカで教育を受けた者       1回目の合格率 82.16% 79.60% 83.08% 再試験者の合格率 37.91% 35.42% 35.64%         外国で教育を受けた者       1回目の合格率 48.65% 51.49% 54.82% 再試験者の合格率 27.41% 18.18% 25.04% 来年2023年の4月から開始される新しいNCLEX。NCLEXは本来アメリカの新卒看護師が受ける試験です。基本的な知識と技術に加え、安全かつ適切な臨床判断を下せるか、そのために必要な情報を見落とさず収集できるかが問われます。2023年から新しく変わるということで、合格率がどうなるのか気になるところです。 NCLEXについて、また日本の看護師の免許をアメリカの免許に書き換えたいなど、ご質問がありましたら、ぜひお問い合わせください。

NCLEXとは、アメリカで看護師になるための資格試験です。アメリカの看護大学を卒業した人も、外国で看護師の資格を持っている人も、アメリカで看護師として就労するには、必ず受けなければならない試験です。 新しいNCLEX そのNCLEXが2023年の4月から Next Generation NCLEXという新しいバージョンに変わります。ではこの新しいNCLEXとはどんな試験なのでしょう。どんな対策をすればいいのでしょうか。今回は、NGN(Next Generation NCLEX) テストについて説明します。 Next Generation NCLEXとは? 新しいNCLEXはいつから施行されるか? テスト形式に変更は? Next Generation NCLEXとは? 新しいバージョンのNCLEXテストです。短くNGNとも呼ばれます。 NCLEXとは、受験者が、安全な看護を行うのに必要な基本的な知識と技術を備えているかを見るテストです。近年の医療として、患者の重症度があがってきていることもあり、さらに看護師の臨床的な判断と決断が不可欠になってきています。あるレポートによると、約半数のエントリーレベルの看護師がなにかの実践的なエラーに関わり、また半数以上のエントリーレベルの看護師が不十分な臨床的判断をしたことがあるとあります。さらに、エントリーレベルの看護師の判断能力に満足している雇用主はほんの20%に過ぎないということでした。この新しい NCLEX の目的は、受験者の臨床的判断能力をより適切に評価することです。 新しいNCLEXはいつから施行されるか? 2023年の4月1日から施行されます。現在のNCLEXの採点方法は二分法で正解か不正解かですが、NGNでは、全てが正解していなくても部分的にあっていれば、その分の点数がもらえます。 テスト形式に変更は? 受験者の臨床的判断を評価するのに 5 つの新しいテスト形式が加わります。 Extended Multiple Response – 複数回答  複数回答問題では、受験者は一度に 1 つ以上の回答オプションを選択できます。このタイプの問題は、現在の NCLEX の複数回答問題に似ていますが、より多くのオプションがあり、部分的な点数がもらえる採点方法を使用しています。 Extended Drag and Drop – ドラッグ アンド ドロップ ドラッグ アンド ドロップ形式では、受験者は解答オプションを解答スペースに移動または配置します。このタイプの問題は、現在のNCLEXの形式に似ていますが、解答オプションの方が解答スペースより多く、全ての解答オプションが解答スペースにおさまらないこともあります。 Cloze (Drop – Down) – ドロップダウン ドロップダウンでは、受験者がドロップダウン リストから 1 つの解答を選択します。これらのドロップダウン リストは、単語か、フレーズかの選択があり、センテンスの中に含まれています。 Enhanced Hot Spot (Highlighting) – ハイライティング ハイライティングでは、受験者は選んだ解答をクリックすることでハイライト(解答を選択)します。この形式の問題は、例えばメディカルレコードの中から、看護記録、既往歴、臨床結果、など問われている答えを選んでハイライトします。 Matrix/Grid – マトリックス/グリッド マトリックス/グリッドでは、受験者は各行または列に対して 1 つ以上の解答オプションを選択できます。 来年2023年の4月から開始される新しいNCLEX。NCLEXは本来アメリカの新卒看護師が受ける試験です。基本的な知識と技術に加え、安全かつ適切な臨床判断を下せるか、そのために必要な情報を見落とさず収集できるかが問われます。 日本で実際に看護経験のある方にはそうハードルが高くはないのではないかと思っています。 日本からの看護師免許のトランスファー、NCLEX受験対策など、どんな些細なご質問でも、ぜひお問い合わせください。

看護師に向いている人の特徴のひとつに、向上心や生涯学習の精神がある、とあります。これは当たっていると思います。周りの看護師を見回しても、新しい技術を常に習得しようとしていたり、新しい分野に挑戦しようとしていたり。日本で看護師をしていながら、アメリカで看護師をしてみたい、なんて漠然と考えている人もまさにその精神の表れだと思います。 アメリカの看護師って日本の看護師とどう違うの? 仕事の内容、お給料、キャリアップへの道、社会的地位の違いについて比較してみたいと思います。 仕事の内容の違い 給料の違い 高度看護師への道 社会的地位の違い 仕事の内容の違い アメリカの病院では、看護師は患者の診察、医師からの指示受け、けがの処置や治療、薬の投与など、より専門的な仕事がほとんどです。患者さんの身の回りの世話はCNA(看護助手)が行います。投薬の準備は、薬剤師が行います。 また、投薬の指示に疑問があれば、薬剤師が直接医師に連絡をとり確認します。大切な役割は、いかにCNAとうまくコミュニケーションをとって、一緒に仕事をするかです。CNAの仕事をスーパーバイズすることも大切なので、しっかり監督をしながらもよい関係を保ち仕事をすることが不可欠です。今現在は、日本の看護師の仕事内容も、変わってきているかもしれませんが、以前は、ベッドメーキングや、点滴薬の準備、採血、なども看護師が行っていた記憶があります。 給料の違い アメリカの看護師の給料は、州によっても違いますが、平均で年収$75,000程、日本の看護師の平均年収は約500万円程。アメリカの看護師の年収は日本の看護師のおよそ2倍です。多くの医療機関で、年に一度昇給の機会があるので毎年昇給することも望めます。 高度看護師への道 アメリカの看護師は、看護学士(Bachelor’s Degree)をとったあと、さらに高度な教育を受け、ナースプラクティショナー、助産師、麻酔看護師などというさらなる道が開けます。 ナースプラクティショナー ナースプラクティショナーは、看護修士(Master of Science in Nursing)を要する看護資格で、一定レベルの診断や治療が行えます。患者さんを診察し薬を処方したり、必要に応じてレントゲンや血液検査もオーダーできます。ナースプラクティショナーの平均年収は、州により違いますが、約$107,000程です。 助産師 助産師(Certified Nuse Midwife)は出産前から出産後のケアやサポートを提供します。病院やバースセンターで働き、独立した妊婦検診、薬の処方を含めたプライマリーケア、超音波を用いた診断、出産介助、帝王切開の第一助手、患者教育、婦人科の検診、避妊具の挿入および避妊薬の処方、受胎調節、性病の診断・治療および患者教育などに携わっています。助産師の平均年収は、州により違いますが、約$123,000程です。 麻酔看護師 麻酔看護師はクリニックや、外来の手術センター、病院などで、麻酔科医と協力して、安全な麻酔の管理を行います。NBCRNA(National Board of Certification and Recertification for Nurse Anesthetists) と呼ばれる試験に合格すれば麻酔看護師として働けます。2022年から、Doctor of Nursing (Anestheria) Practice を取得しなければならなくなったため、さらに高度な教育を受けて取得する資格になります。麻酔看護師の平均年収は、州により違いますが、約$200,000程です。 社会的地位の違い 日本の看護師の仕事は3Kといい、「きつい」「汚い」「危険」のそれぞれをローマ字で書いた時の頭文字をとったものです。とてもネガティブに聞こえます。 また、コロナ感染者を治療する仕事に就く人達が理不尽な差別や嫌がらせを受けたなんていうニュースも耳にしました。一方、アメリカの看護師は、医師と対等に会話し、准看護師や看護助手を指導する立場です。高収入を望めること、働き方に自由があることなどもあり、社会的地位は高いといえます。 アメリカの看護師は、他の職種の人との仕事分担がしっかりなされているので、看護師本来の仕事に専念でき、高収入です。高度看護師への道も開けていて、キャリアアップをする環境が整っています。さらに、社会的地位が高く、今現在の2022年度は円安のあおりも受けて、アメリカで看護師になることを志す人はさらに増える傾向にあります。 Univaleoでは、アメリカで看護師になる方の支援をしています。どんな些細なご質問でも、お気軽にお問い合わせください。

日本でアメリカで看護師になることを目指している方。NCLEX(看護師免許試験)に合格すればすぐに看護師として働けると思っていませんか?現実は、アメリカで合法に働ける許可が必要です。実際、せっかくNCLEXに合格したのに、ビザがとれずに泣く泣くあきらめて帰国する方もいらっしゃいます。 米国ビザの種類やルールは様々 米国市民か、永住権保持者との結婚により、グリーンカードを取得される方もいらっしゃいますが、今回は、アメリカで合法に働けるビザ取得についてお話ししたいと思います。 アメリカのビザ状況は頻繁に変わり、また個人の状況により、ビザの取得を左右することが多々あります。 H-1Cビザ H-1Bビザ グリーンカード H-1Cビザ このビザは看護師不足を補うためにつくられた外国人看護師専用のビザです。1999年に発足されて、一年に上限500人の看護師に発行されました。ところが、2009年にH-1Cビザの申請は中止されました。現在もH-1Cビザは中止されたままです。 H-1Bビザ H1Bビザは、専門職ビザと呼ばれ、専門職を有する外国人労働者が申し込むことのできるビザです。例えば、医者、会計士、薬剤師、コンピューターのプログラマーなどがこの専門職に含まれます。H-1Bビザの申請に必要な重要要件のひとつに、最低の学歴として4年制大学の学士号、または同等のものを持っていることがあります。今現在、看護師は準学士号を取得していれば就くことができる専門職ということで、看護師の職はH-1Bの学歴基準を満たしていないと判断されています。という理由から、移民局は多くの看護師のH-1Bビザ申請を却下してきました。 グリーンカード 外国の看護師として、アメリカで合法に働くにはグリーンカードと呼ばれるアメリカ永住権を取得する方法があります。グリーンカード取得への道のりを大まかに説明します。 まず、グリーンカードを申請するには、勤務先が必要です。ですので、NCLEXに合格したら、まず就職先を探します。ここでとても大切なことは、グリーンカード申請をサポートしてくれる医療機関を探すことです。日本では、大規模に求人があるのは卒業の時期ですが、アメリカでの求人は年間を通してあります。 ビザ取得後の就職活動について 求人の内容を詳しく確認することも大切です。例えば、大都市で移民が多い地域の医療機関では、バイリンガルの看護師を探していることがよくあります。日本語を話す看護師の求人があれば、とても有利といえます。 また、看護師の免許はもちろんですが、BLS(Basic Life Support)の証明書を必要とされることも多いので、コースをとっておくこともお勧めします。日本では、医療機関に申し込み、採用後、配属が決まることが多いですが、アメリカでは、求人のあるポジションに申し込む形が多いです。ですから、ICUを希望であればICUナース、Case Managerナースを希望であれば、そのポジションに申し込みます。申し込んでも面接に至るとは限らないので、いくつものポジションに申し込むことも勧めます。 実績重視のアメリカ 日本では、履歴書があり、それに沿って記入していきますが、アメリカでは履歴書は自由です。ですので、個人の特性をアピールすることが可能なので、リクルーターの目に留まるような工夫をした履歴書をつくってみてはいかがでしょうか。 日本でたくさんのキャリアを積んでこられても、アメリカでそれが経験として加算されるかは医療機関によります。NCLEXに最近合格したということで、新卒扱いになるかもしれません。病院によっては、New Grad Program (新卒研修)に入るように言われるかもしれません。 日本から来てはじめてアメリカで看護師として働く場合、新卒研修でいろいろ学ぶことも有益かもしれません。 就職活動で話が長くなってしまいましたが、就職先が決まってからグリーンカードの申請を開始します。その後、CGFNSビザスクリーンの審査が必要になります。グリーンカードの申請については、各個人により状況が違いますので、経験が豊富な移民弁護士さんにご相談されることをお勧めします。 就職活動、グリーンカードの申請等、質問がございましたらどうぞお気軽にお問い合わせください。

日本で看護師の経験を積みながら、医療の先端アメリカで看護師になる!なんて思い描いたことありませんか? 常夏のハワイで看護師になる、あるいは憧れのカリフォルニア?ニューヨーク?でも、ソーシャルセキュリティーナンバーが必要だったり、英語のテストが必要、または、合法に働けるビザが必要、なんて条件を見てしまうとついつい先延ばし、あるいは、あきらめてしまってる方もいるかと思います。 日本では、看護師の資格は国家試験ですが、アメリカでは州ごとに免許が発行されます。どの州でも、NCLEX試験という看護師試験に合格することにより看護師になることができますが、州によってNCLEX試験の受験資格を獲得するのに必要な条件が違うのです。 つまり、比較的資格をとりやすい州で看護師免許を取得し、他の州にエンドース(書き換え)することも可能なのです。 今回は看護師のライセンスを他の州にエンドースする方法について説明します。 ニューヨーク New York カリフォルニア California ハワイ Hawaii NLC Nurse Licensure Compact ニューヨーク 現在、日本からアメリカで看護師になる場合、ニューヨークが比較的簡単だと言われています。理由としては、英語のテストスコア(TOEFLなど)が必要なく、ソーシャルセキュリティーナンバー(個人番号)も必要ない為、外国の看護学校を卒業していてもスムーズに書類申請ができ、NCLEX試験の受験資格を取得することができます。ニューヨークでは直接State Board of Nursingに申請する方法とCGFNSを通して申請する方法があります。(ただ、CGFNSは今混み合っているため、審査に一年以上かかってしまうケースもあるので、ご注意ください。) 他州からニューヨークへライセンスを書き換える場合。 現在保持している他州のライセンスの証明は必要ですが、英語のテストスコア(TOEFLなど)も、ソーシャルセキュリティーナンバー(個人番号)も必要ありません。外国の看護学校の成績証明書等の書類を、直接State Board of Nursingに申請する方法とCGFNSを通して申請する方法があります。 カリフォルニア 他州からカリフォルニアへライセンスを書き換える場合。 現在保持している他州のライセンスの証明のほかに、看護学校の成績証明書が求められています。ただし、過去にCGFNSを通して審査してもらっている場合は、CGFNSからの証明書も受け入れられます。また、ソーシャルセキュリティーナンバーか、タックスIDも必要です。弊社ではタックスIDナンバーの取得サポートもできますので、お持ちでない方は、ぜひご相談ください。 さらに、カリフォルニア州では英語のテストスコア(TOEFL)が求められるので、他州からのエンドースをするにも、カリフォルニアは難易度が高いといえます。 ハワイ 他州からハワイへライセンスを書き換える場合。 現在保持している他州のライセンスの証明のほかに、ソーシャルセキュリティーナンバーが必要です。また、成績証明書をハワイのState of Board of Nursing が指定しているCGFNSかJosef Silny & Associates, Inc.、 International Education Consultantsを通して審査してもらう必要があります。 NLC (Nurse Licensure Compact) NLCとは、Nurse Licensure Compact の略で、多数の州で、ライセンスを共有することです。NLCに参加している州で、看護師の免許を取得すると、その他のNLCに参加している州で看護師として働くことができます。ただ、ニューヨーク、カリフォルニア、ハワイ州はNLCに参加していないので、エンドースが必要なのです。 RN免許を取得していても、アメリカでは州ごとに規定が違うので、また審査を通過する必要があります。 書き換えの際、NCLEXの受験は不要ですが、州が定めている必要な単位などを満たしているか審査します。カリフォルニア州で必要とされるタックスID を含め、他州へのライセンスの書き換えもお手伝いしています。 お気軽にお問い合わせください。

アメリカの医療ではナースプラクティショナー(略称:NP)という職業をよく聞きます。日本では聞きなれない言葉ですが、実は平成20年から大学院修士課程でナースプラクティショナーの教育が始まり、診療看護師として知られています。現在日本でナースプラクティショナーの資格を取得している人は約400人程度ですが、アメリカでは355,000人以上います。また、一定の診療ができるため、医療従事者の人材不足が続いている中、ナースプラクティショナーを必要とする医療機関が増えています。 こちらのページではアメリカでナースプラクティショナーとして働く方法やメリットをご紹介します。 ナースプラクティショナーについて ナースプラクティショナーになる方法 仕事内容 メリット ナースプラクティショナーになる方法 ナースプラクティショナーになるためには、まず正看護師(Registered Nurse)の免許が必要です。4年制大学で看護学位(BSN)を取得後、NCLEX-RNという正看護師国家試験を受験します。合格直後に正看護師の免許が発行されます。日本で正看護師の免許をすでに取得している場合、CGFNSに日本の看護学校で取得した単位を審査してもらいます。無事に審査を通過できた場合は、留学せずに国家試験を受けられます。 さらに、ナースプラクティショナーは高度実践看護師(Advanced Practice Registered Nurse 略称:APRN)の一種なので、RN免許取得後、大学院でナースプラクティショナーのコースを受講する必要があります。博士号または修士号を取得したら、ナースプラクティショナーの国家試験を受験することができ、合格後、NP免許が発行されます。 ここで注意しておきたいのが、アメリカは州によって規定が異なるため、働きたい州をまず決め、そこに合わせて大学を選ぶことが重要です。 仕事内容 ナースプラクティショナーは医師がいなくても診察、診断、治療のオーダーを行うことができ、医者より長く患者さんと向き合うので、満足度が高いことで知られています。医療行為は州によって異なりますが、一般的には病状の記録や身体検査、治療計画の作成や薬剤処方もできます。このように、医者が行う業務もできるので、アメリカでは患者さんがより早く治療をできるようになっています。また、ファミリーNP、救急NP、小児NP、成人NP、腫瘍学NPなどの専門ナースプラクティショナーもいます。 一般病院やクリニックはもちろん、自宅訪問サービスや施設などでも働けます。ただ、アメリカで働くにはビザまたは永住権が必要です。NP免許を取得後、ビザのスポンサーになる医療機関を見つけなければいけません。スポンサー探しにお困りの際は弊社がサポートいたします。 メリット 州や医療機関によって待遇はさまざまですが、正看護師(RN)より高額収入が期待できます。ナースプラクティショナーの平均年収はおよそ$130,000、日本円で1800万円以上になります。 また、キャリアアップを考えた時、ナースプラクティショナーを目指す看護師が多いです。ナースプラクティショナーになると、クリニックを開業できたり、通常の看護業務以外のこともできるからです。さらに、クリニックや病院のほか、医療研究や看護教育に携わることができるので、やりがいのあるお仕事ではないでしょうか。 アメリカのナースプラクティショナーになるためには、州の規定に基づいた看護学位、正看護師免許、そして高度実践看護師の免許が必要ですが、医師に近い立場で患者さんと向き合うことができ、給与も非常に高いです。 弊社では看護留学、受験対策、免許の書類申請、ご希望の州でビザ・永住権のスポンサーをご紹介しております。 まずはお気軽にお問い合わせください。

アメリカで看護師をしたいとお考えのあなた。でも、「書類申請の仕方がわからない」、「どの州がいいかわからない」、「英語が話せない」などの理由で諦めていませんか? アメリカの医療は日本よりはるかに進んでおり、看護師の地位や待遇もいいと言われています。ですが、アメリカで看護師を目指すにあたって、どこの州で働くかが一番重要な点です。大都市があるニューヨーク、カリフォルニア、ハワイが人気ですが、それぞれ州によって必要な書類申請が違ったり、給与も違ったりします。 そこで、この記事ではアメリカで看護師になる前に知っておくべきことを分かりやすく解説します。 どの州を選ぶべきか ニューヨーク New York カリフォルニア California ハワイ Hawaii ニューヨーク 現在、日本からアメリカで看護師になる場合、ニューヨークが一番簡単だと言われています。 英語のテストスコア(TOEFLなど)が必要なく、ソーシャルセキュリティーナンバー(個人番号)も必要ない為、外国の看護学校を卒業していてもスムーズに書類申請ができ、国家試験の受験資格を取得することができます。 ニューヨークでは直接State Board of Nursingに申請する方法とCGFNSを通して申請する方法があります。ただ、CGFNSは今混み合っているため、審査に一年以上かかってしまうケースもあるので、ご注意ください。 ニューヨークは移民が多く、バイリンガルの看護師を必要とする医療機関も数多くあります。そのため、ビザのサポートをしている医療機関が沢山あり、アメリカで合法的に働けます。ニューヨークの正看護師(RN)の平均収入は$93,000と言われています。 カリフォルニア カリフォルニア州ではCGFNSを通さず、直接State Board of Nursingに申請します。ここで、重要なポイントがあります。 よく、カリフォルニア州ではソーシャルセキュリティーナンバーが必要なため、ほぼ不可能と記載されてある記事などを見かけますが、実はタックスIDでもいいんです! なお弊社ではタックスIDナンバー取得のサポートもできますので、カリフォルニア州で看護師を目指すことが可能です。 あと、カリフォルニア州では英語のテストスコア(TOEFL)が求められるので、英語の勉強をまず始めるのが看護師国家試験(NCLEX)までの第一歩となります。 アメリカで医療従事者の人材不足が続く中、カリフォルニア州は看護師の需要が一番高く、年収も一番いいです。RNの平均年収はアメリカでトップの$125,000です。 ハワイ 常夏の島、ハワイで看護師をすることを思い描いていらっしゃる方もいることと思います。 ハワイで看護師になるためには、ソーシャルセキュリティーナンバーが必要です。また、成績証明書をハワイのState of Board of Nursing が指定しているCGFNSかJosef Silny & Associates, Inc.、 International Education Consultantsを通して審査してもらう必要があります。また、ハワイでNCLEXの受験資格を得られ合格しても、合法に働けるビザとソーシャルセキュリティーナンバーがないと条件付きの免許を発行してもらえるだけで、就労することはできません。 また、NCLEXの試験に3回失敗してしまった場合、これにはハワイ州以外で受けたNCLEX試験も含まれますが、4度目のテストを受ける前にハワイ州が承認した講習を受講し、そのクラスを終了後6か月以内にNCLEXの再試験を申し込まなくてはなりません。 以上をふまえると、ハワイ州で看護師になるのは他州に比べるとハードルが高いと言わざるをえないと思います。 ですが、ハワイには日系人が数多く住んでいるため、日本語を話せる医療従事者が必要とされています。とくに、老人ホームなどでは日系の看護師を募集しているのをよく見かけます。ハワイの平均年収は$106,000です。 以上、お問い合わせの多い州についてまとめてみました。 エンドースメントといって、お持ちの州の看護師免許をもとに他の州の看護師免許を発行してもらうことも可能なので、どこの州で免許を取るのかを迷われている方は、取りやすいところで取るという選択もあります。

アメリカでは医療従事者の需要が高まっている中、数々の医療機関でとくに看護師の人材不足が続いています。コロナ禍の影響もあり、外国からの医療従事者を求める病院もどんどん増えているため、ビザのスポンサーを探しやすくなりました。そんな中、日本人の丁寧さとホスピタリティを高く評価する医療機関は多いのではないでしょうか。 この記事では、アメリカで看護師になる方法をご紹介いたします。 アメリカで看護師になる方法 日本ですでに看護師の免許をお持ちの方 日本で看護師の免許を持っていない方 日本ですでに看護師の免許をお持ちの方 日本では、看護師免許を国家試験により取得しますが、アメリカでは州が免許を発行します。そのため、州によってプロセスは違いますが、日本の看護学校で履修した単位がトランスファーできます。 ステップ1. 書類申請 単位がその州の必要時間数に満たしていれば、アメリカでNCLEX(看護師免許試験)の受験資格がもらえます。単位が足りない場合は、不足しているクラスを履修することにより、受験資格がもらえます。また、ある一定の英語力(TOEFLなど)を証明することを求める州もあります。 ステップ2.NCLEX 看護師になるためにはNCLEX(アメリカ看護師国家試験)に合格する必要があります。コンピューター試験で、日本では東京と大阪で受けられます。 ステップ3.ビザ・永住権 NCLEXに合格後、すぐに看護師としてアメリカで働けるわけではありません。合法的に働くにはビザまたは永住権が必要です。 ビザを取得するにはスポンサーになる医療機関を探すことが重要です。 外国の看護学校を卒業している場合、コネクションがない限り、スポンサーを見つけるのはとても大変な作業になります。エージェントを利用した方がスムーズに進み、書類申請のお手伝いもしてくれるので、より早くアメリカで働くことができます。ビザまたは永住権を取得したら、晴れて看護師になれます。 日本で看護師の免許を持っていない方 日本で看護師免許を持っていない場合、アメリカの大学に入学し、アメリカで看護学を学んでから国家試験が受けられます。また、日本で免許をすでに取得していても、英語の勉強を兼ねて、留学を希望する方もいます。 ステップ1.留学 アメリカで看護師になるには、ADN(短期大学)かBSN(4年制大学)で、看護学を学びます。卒業することによりNCLEXの受験資格を得られます。 ADNの方が早く卒業できるので、RN(看護師)になる道のりは短いですが、現状として4年生大学卒のRNの採用を希望する医療機関が増えてきています。また、採用後学費を援助してくれる医療機関もあるので、ADN卒で就職し、働きながらBSN取得を目指すことも選択肢の一つです。 公立の大学は私立大学に比べ学費が安いですが、その分競争率が高く難易度が高いといえます。余談にはなりますが、日本から留学生としてアメリカで学ぶ場合、公立大学では外国人用の割高な学費を払わなければいけません。私立大学では、現地学生と同じ学費なので、留学を希望する場合学費も検討材料に加えることはとても大切だと思います。 ステップ2.NCLEX アメリカの看護学校を卒業していれば、アメリカ人と同じ扱いになります。働く州のState Board of Nursingに必要な書類を提出し、受験資格を取得したらNCLEXを受けられます。ここで重要なのが、State Boardが必要としている単位を満たす必要があるので、働きたい州にある看護学校を選ぶのがポイントです。 ステップ3.ビザ・永住権 NCLEX合格後、ビザまたは永住権のスポンサーを探さなければいけません。看護師はコミュニケーション能力が必要とされているため、面接の際、英語のスキルを試されます。スポンサー探しは難しいですが、留学で学んだ英語を活かせばアメリカ人看護師と同じように採用されます。 アメリカで看護師になる方法はいくつかありますが、一番困難なのが、ビザ・永住権のスポンサー探しです。 看護師の資格を取得していても、アメリカで働けなければ意味がありません。 弊社ではState Boardへの書類申請や受験対策の他、スポンサーのご紹介から永住権申請のお手伝いもしています。お気軽にお問い合わせください。

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