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Category Archives: 看護師

日本に准看護師の資格があるように、アメリカにもLVN ( Licensed Vocational Nurse)/LPN( Licensed Practical Nurse)と呼ばれる准看護師の資格があります。取得する州によって、 LVNかLPNと呼ばれます。職務は州ごとに若干の違いがあるかもしれませんが、同資格をさします。今回は、准看護師になるには、仕事の内容、給料、などについてご紹介します。 准看護師になるには アメリカ准看護師の資格は州が発行するので、州によって多少の違いがあります。今回は、カ リフォルニア州で准看護師になるには、をご紹介します。 下記のひとつを満たすとNC LEXと呼ばれる准看護師試験の受験資格が取得できます。 カリフォルニア州認定の准看護師学校を卒業する カリフォルニア州外の准看護師学校を卒業する 同等の教育および/または経験を有するー海外の准看護師/看護師学校を卒業した 人、あるいが准看護師/看護師としての職務経験のある者が含まれます。 軍隊に入り病院での職務経験のある人 薬理学の経験者 そして、NCLEXに合格することにより、カリフォルニア州の准看護師資格が得られます。 准看護師の仕事 州によって多少の違いがありますが、准看護師の仕事の多くは看護師のそれと重なります。も ちろん、看護師には許可されていても准看護師には許可されていないことがあります。例え ば、准看護師は、点滴の針を挿入することはできますが、点滴を通して薬剤を投与することは 許可されていない、などです。多くの場合、准看護師は看護師の監督のもと業務を行います。 勤務先は、病院、トラベルナース、在宅医療、緩和ケア、診療所などです。 准看護師の給料 准看護師 は、看護師同様カリフォルニアで最も需要の高いキャリアの 1 つであり、より高給の キャリアの 1 つでもあるということです。 4 年間の学位を必要とする一部のキャリアよりも多く の収入を得ることができるともいえます。2021 年 の時点で、准看護師の平均給与は 51,850 ドルでした。 まとめ 准看護師になるには何が必要か、業務内容、そして給料についてご紹介しました。アメリカで も医療スタッフの不足が深刻化して、准看護師の需要も年々高まっています。外国で看護師、 准看護師の資格を有する方もアメリカの資格を取れるよう申し込みが可能です。 アメリカで看護師になるには、などご質問がありましたら、ぜひお問い合わせください。

日本での看護師不足は深刻な問題ですが、さてアメリカの看護師はどうでしょうか。 コロナ禍で看護師の需要に影響はあるのか 収入、待遇、地位、ともに優っているといわれるアメリカの看護師ですが、今日は、アメリカ看護師の需要と供給についてお話しします。 アメリカの看護師不足 米国でも、看護師 (RN) が不足すると予測されています。ベビーブーマーが年を重ねヘルスケアの必要性が高まるにつれて看護師不足は激化すると考えられています。さらなる問題の一つとして、全国の看護学校が定員の拡大に苦労しているという事実です。   労働統計局の雇用予測 2021-2031 によると、看護師(RN) の労働力は、これからの10 年で 6% 増加すると予想されています。つまり、2021 年の 310 万人から 2031 年には 330 万人に増加すると予想されています。これは、約195,400 人の看護師の増加です。また、退職/辞職する看護師(RN)を考慮した場合、さらなる増加が想像されます。   さらに、ナースプラクティショナー、麻酔看護師、助産師、などAPRN(ADVANCED PRACTICE REGISTERED NURSE)と呼ばれる高度看護師の労働力は2021年から2031年にかけて、他のどの職業より増加される見込みです。約30,200人の新しい APRNが毎年2031年まで必要とされるとみなされています。 期待される学士号 アメリカの看護師になるには、准学士(ADN)か 学士(BSN)での学びが必要になりますが、The Institute of Medicine (医学研究所)による”The Future of Nursing ”(看護の未来) のレポートによると、患者の安全性を高めるために、学士号を取得した看護師の数を少なくとも80%に増やすことが述べられています。しかし、現在BSN以上の教育を受けた看護師は、約65%にとどまっているそうです。 看護師不足に影響を与える要因 看護学校の教員不足が看護プログラムの入学を制限している 看護労働力の多くが定年に近づいている 高齢化社会をケアするためにより多くの看護師が必要である パンデミックによって増幅された人手不足は、看護師のストレス レベルを高め、仕事の満足度に悪影響を与え、多くの看護師を離職に追い込んだ アメリカの看護師不足も年々深刻化しているのが現状です。高齢化社会、看護師の離職などで、さらに看護師の需要が高まる中、看護プログラムの不足などが拍車をかけて看護師の供給が追いついていません。そのような現状を踏まえると、海外で教育を受けた看護師の需要がさらに高まることが予想されます。   アメリカで看護師になるには、などご質問がありましたら、ぜひお問い合わせください。

NCLEXの受験勉強中の方、仕事をしながら頑張っている方も多いと思います。すでに熟知した看護学とはいえ、試験に合わせた問題形式を習得し、英語で学びなおすのは大変な作業です。 人それぞれ学習スタイルが違います。 大まかに4タイプがあるといわれています。今日は、それぞれのタイプをご紹介をしたいと思います。自分が当てはまるタイプを知ることにより、さらに勉強がはかどるかもしれません。 視覚型(空間型) このタイプの人は、ホワイトボードに記述されたことや、描かれた絵、表やグラフなど視覚を通して学ぶことを得意とします。空間学習スタイルとも呼ばれます。視覚型の人は、書物に書かれた活字を読むより絵や写真の情報を読み取ることに長けていて、概念を素早く視覚化することができます。また、このタイプの人は、口頭で教えられるよりも、資料を見ながらプレゼンテーションを受ける方が、効率よく学習することができます。トピックを理解する際に、内容を図化することによりさらに学習効果、記憶力をアップさせることができるかもしれません。体の臓器の名前や、薬の種類などを学ぶのに、絵や表を用いるといいでしょう。 聴覚型 このタイプの人は、音に出して説明された情報の処理が得意です。読んで学習するよりも講義を聞いて学ぶことを好みます。また、声に出して読むことにより学習効果が上がります。口頭で説明するのも上手で、グループディスカッションが得意です。ビデオを見たり、オーディオブックを使用するのも効果的です。このタイプの人は、勉強会に参加したり、インストラクターによるクラスを受講したり、YouTubeのような音声を通して学ぶ勉強法が合っていると思われます。 運動感覚型 このタイプの人は、視覚や聴覚的な刺激より、自分で実際に体験することにより情報処理能力を発揮します。シャドーイングや、実習というような学びの方法が合っているでしょう。 読み書き型 このタイプの人は、視覚学習と重複する部分もありますが本や資料を読んだり、辞書をひいたりインターネット検索をしたり、また日記やノートを書くことでもっとも学習効果が上がります。従来の教育システムの多くは、リーディング、論文の作成、などに集中する傾向があり、机に向かって勉強するのが得意な人といえると思います。このタイプの人は、問題集や参考書をひたすら勉強することにより、成功のカギを得られることでしょう。 学習スタイル4タイプについてご紹介しました。自分に合ったタイプはありますか。自分のタイプに合わせた勉強方を見つけることにより、さらに成果が上がることを願っています。 アメリカで看護師になるには、などご質問がありましたら、ぜひお問い合わせください。

STEP one アメリカ看護師になる 看護師はアメリカで「Registered Nurse」と言います。 ADN 短期大学 BSN 4年制大学 海外の看護師免許を移行する NCLEX(看護師免許試験)に合格する 合法に働けるビザ・グリーンカードの取得 STEP two 働く場所を決める 働く場所(2021年米国労働統計局によると) 州立、地方、および私立を含む病院 外来医療サービス 介護・居宅介護施設 政府機関 州立、地方、および私立を含む教育機関 STEP three 平均給料を知る 昨年の2021年5月の時点で、看護師の年間賃金の中央値は$77,600(米国労働統計局によると) 政府機関で働く看護師 州立、地方、および私立を含む病院で働く看護師 外来医療サービスで働く看護師 介護・居宅介護施設で働く看護師 州立、地方、および私立を含む教育機関で働く看護師 STEP four 働き方を知る アメリカの看護師の働き方は様々です。 フルタイム 夜勤専門 / 日勤専門 / 8, 10, 12時間労働 パートタイム パーディエム ベネフィットはありませんが、スケジュールを好きなように組めます。 トラベルナース STEP five 重視したい点 あなたの性格やワークスタイル別のオススメをご紹介! 現場・専門性重視 病院 / ER / ICU / Cardiac Cath / GI nurse / OR / 高度看護師 など ワークライフバランス重視 トラベルナース / 訪問看護 / 企業看護師 / クリニック など マネージメント重視 看護師長、起業、IT など アメリカ看護師の色々な資格 さらに詳しくアメリカの看護師について 知りたい方は、下記のボタンから。 詳しくはこちら 種類色々! 高度看護師について アメリカの看護師は、看護学士(Bachelor’s Degree)をとったあと、さらに高度な教育を受け、ナースプラクティショナー、助産師、麻酔看護師などというさらなる道が開けます。 ナースプラクティショナー ナースプラクティショナーは看護修士(Master of Science in Nursing)を要する看護資格で、一定レベルの診断や治療が行えます。患者さんを診察し薬を処方したり、必要に 応じてレントゲンや血液検査もオーダーできます。ナースプラクティショナーの平均年収は、州により違いますが、約$107,000程。 助産師 ー 助産師(Certified Nuse Midwife)は出産前から出産後のケアやサポートを提供します。病院やバースセンターで働き、独立した妊婦検診、薬の処方を含めたプライマリーケア、超音波を用いた診断、出産介助、帝王切開の第一助手、患者教育、婦人科の検診、避妊具の挿入および避妊薬の処方、受胎調節、性病の診断・治療および患者教育などに携わっています。助産師の平均年収は、州により違いますが、約$123,000程。 麻酔看護師 麻酔看護師はクリニックや、外来の手術センター 、病院などで、麻酔科医と協力して、安全な麻酔の管理を行います。NBCRNA(National Board of Certification and Recertification for Nurse Anesthetists)と呼ばれる試験に合格すれば麻酔看護師として働けます。2022年から、Doctorof Nursing (Anestheria) Practiceを取得しなければならなくなったため、さらに高度な教育を受けて取得する資格になります。麻酔看護師の平均年収は、州により違いますが、約$200,000程。

アメリカで看護師になるには、NCLEXという試験に合格しなければなりません。 アメリカで看護師としてキャリアを積む 晴れて、看護師になりキャリアを積むにあたり、基礎的に必要とされるものからさらなる専門性を深めた資格があります。看護師に向いている人の特徴のひとつに「向上心や生涯学習の精神がある」だそうです。今回は、そんなアメリカ看護師が追い求める資格いろいろをご紹介したいと思います。 BLS(Basic Life Support) 心肺蘇生法 (CPR) に必要なステップを学びます。成人と小児を含み、またAEDの使用についても学びます。これは、医療機関で働くのに最も基本的な資格で、2年ごとに更新する必要があります。 ACLS(advanced cardiac life support) 危険な状態にある患者の蘇生について学びます。ACLS には、気道の管理、呼吸の再確立、自発心拍リズム、血圧、臓器血流の回復が含まれます。心肺の緊急事態の認識から始まり、心肺蘇生、除細動、気管内挿管、酸素療法、心臓の機能を回復させるための投薬、必要に応じて心臓ペーシング、および蘇生後のケアが含まれます。ICUやERなど救急医療で働く看護師に限らず、心停止や同様の心血管疾患の緊急事態が発生する可能性が高い介護施設で働く看護師もACLS 認定を求められることがあります。BSL(Basic life Support)同様、2年ごとに更新する必要があります。 PALS(Pediatric Advanced Life Support) 幼児や子供の蘇生について学びます。心停止および心停止の危険性のある小児患者に対応するための知識とスキルを学びます。循環器系そして呼吸器系などを中心に重度の疾患および外傷を負った小児の緊急事態に対する救命処置としてPICUやERなど小児の救命救急室で働く看護師に求められる資格。2年ごとの更新が必要。 TNCC(Trauma Nursing Core Course) 外傷看護コア コース (TNCC) は、 質の高い外傷看護ケアを提供するために必要な知識、臨床的判断能力思考スキル、およびトレーニングを身に付けることができます。大体2日間、16〜20 時間のコースです。4年間有効。Emergency Room (救急処置室)で働くことを希望する看護師に勧めるコースである。 CCRN(Certified Critical Care Nurse) CCRN(認定救命救急看護師) は、急性期医療の分野で重症患者のケアを行う認定資格を取得した看護師です。CCRN を取得するには、新生児、小児、および成人の急性/重病患者の実務経験が要されます。過去2年に1,750 時間の実務経験か、過去5年に2,000 時間以上看護師として急性/重症患者のケアに携わった経験が必要です。その条件を満たすと受験資格が得られます。この認定は、重症患者のケアを提供する専門家であることを示します。雇用主や同僚にとって、新しいスキルを磨くのを助けることができる人であり、緊急なときにも頼りになる人として大変力強い存在として位置づけされることでしょう。重症患者のケアに関して豊富な知識を持っていること、そして命を救う危機的な状況で適切な看護判断を下すことができる証明といえるでしょう。 今回は、看護師としてキャリアアップにつながる資格についてご紹介しました。ご興味のある資格はありますでしょうか。 アメリカで看護師になるには、などご質問がありましたら、ぜひお問い合わせください。

看護の仕事は大変ですが、やりがいがあり、また安定した雇用と高収入も期待できます。アメリカの看護は、資格ごとに役割分担が明確に分かれています。 看護師 or 看護助手? 看護でのキャリアを考える場合、看護師 (RN) あるいは看護助手 (CNA) になることに興味がわくかもしれません。今回は、看護師と看護助手の役割、責任、収入などの違いについてご紹介したいと思います。 看護助手 (CNA)の役割 医療施設で患者のケアをしながら看護師や医師を支援する医療従事者です。具体的に は、患者の体位変換や移動、バイタル サインの測定と記録、病院のベッドや車椅子などへの移動を支援します。また、患者の衛生状態の維持、入浴介助、食事の摂取、着替えなど、日常活動に助けが必要な患者の支援も行います。州によっては、看護助手(CNA)が看護師(RN)の監督下において、経鼻、経口、経皮、点耳薬、目薬の投与を行えます。 看護助手(CNA)になるには 看護助手(CNA)になるには、州が認証した専門学校や短大で学ぶことが必要です。そこで、講習と実技を学び、必要な教育とトレーニングを受けます。プログラムは4から12週間、多くの場合、教室での学習、オンライン学習、および実践的なトレーニングを組み合わせた内容です。プログラムにより、夜間や週末にクラスがあったり、短期集中型のプログラムを提供するコースもあります。無事にプログラムを終了後、州の認定試験を受け、合格すると看護助手(CNA)になれます。また、海外で看護師の免許を保持している場合、トレーニングを受けずに認定試験を受けることができる州もあります。CNAの平均年収は、州により違いますが約$35,500程です。 看護師(RN)の役割 患者に医療を提供し、医師やその他の医療スタッフをサポートする医療従事者です。看護師(RN) は、医師の指示のもと投薬や処置を行います。また、患者のアセスメントを行い、異常を医師に報告し、指示を受けます。さらに、重要な役割として、准看護師、看護助手を監督することがあります。いかに准看護師、看護助手と連携して業務を行えるかも優秀な看護師(RN)の手腕にかかってきます。 看護師(RN)になるには ADNとBSNの2種類の看護科プログラムがあります。  ADN (Associate Degree in Nursing)は短大で、BSN (Bachelor of Science in Nursing)は4年間の看護大学です。どちらも卒業してから、NCLEX-RNと呼ばれる看護師資格試験を受けますが、ADNとBSNでは給料が多少異なります。年々、ADN卒よりBSN卒の看護師を雇う雇用主が増えています。それは、より高い教育を受けた看護師を多く持つことにより、その医療機関の看護レベルを上げるためです。また、ADN卒の看護師に奨学金をだしてBSNのプログラムを推奨する医療機関もあります。アメリカの正看護師の給料は、州により違いますが、平均で年収$75,000程です。 まとめ 看護助手(CNA)としての経験は、将来看護師(RN)になることを考えている人にとって、よい踏み台になるといえます。多くの 看護助手(CNA)は、実践的な患者さんの身の回りのケアをするという経験を積んだ後、より専門性のある看護師(RN)になる道に進みます。 日本で看護師をされていた人が、アメリカで看護師になる準備をする間に看護助手(CNA)として働く方もいらっしゃいます。メリットとして、実際の医療現場を直接見て学べる、スーパーバイズする看護師(RN)の働き方についても学べる。更には、生きた医療英語を勉強することもできるので、英語に自信がない方にもいいかもしれません。 看護師(RN)になるのに、なぜ看護助手(CNA)になる?一見遠回りのように見える道のりですが、長い目で見ると有意義なステップになるかもしれません。急がば回れ?でしょうか。 今回は、看護師(RN)と看護助手(CNA)の違いについてのご紹介でした。 アメリカで看護師になるには、などご質問がありましたら、ぜひお問い合わせください。

アメリカで看護師になるには、NCLEXという試験に合格しなければなりません。では、晴れて合格し、看護師になれました。 次の質問は、さて、どこで働く? 日本では、看護学校の卒業に合わせ、新卒採用が多くの病院で行われますが、アメリカではありません。そもそもNCLEXという試験が通年行われていますので、一斉に新卒看護師が求人探しをすることがありません。   今回は、アメリカ看護師がどんなところで働いているのかをご紹介したいと思います。 アメリカのどこの病院で働く? まず初めに思い浮かぶのが病院。米国労働統計局によると、昨年2021年に就労している看護師の約60%が、州立、地方、および私立を含む病院で雇用されています。   次に、外来医療サービスで働く看護師が18%。   介護・居宅介護施設が6%。   政府機関が6%。   州立、地方、および私立を含む教育機関が3%。 気になるお給料は? 昨年の2021年5月の時点で、看護師の年間賃金の中央値は $77,600 でした。 政府機関で働く看護師の平均給料が一番高い 政府機関で働く看護師が$85,970。   働く看護師の割合が6%ということで、他の医療機関に比べ、倍率が高いといえます。また、政府機関の仕事は、一般的に雇用の安定性が良いとされていますが、採用プロセスが、他の病院や医療機関に応募する場合よりも時間がかかることがよくあります。政府機関で働くことを希望する場合も、他の医療施設にも就職活動を続けるのも得策かと思います。 病院で働く看護師が60% 州立、地方、および私立を含む病院で働く看護師が$78,070。   病院で働く看護師が、60%と圧倒的に多く求人も多いです。勤務時間がながく、夜勤週末祭日の仕事があることもありお給料も高いです。大きな病院では、いろいろな専門の科もあり病院内で他の部署に移動することによりキャリアをアップする機会にも恵まれます。 子育て中の看護師などに人気の外来医療 外来医療サービスで働く看護師が$76,700。   外来医療サービスは、一般に平日の仕事が多く、夜勤もないことから、子育て中の看護師などに人気があると思います。急性期医療の現場とは違うペースで働くことを希望する看護師にも適していると思います。 急性期医療に比べ、ペースはゆっくりの介護施設 介護・居宅介護施設で働く看護師が$72,420。   介護・居宅介護施設は、夜勤週末祭日の勤務もありますが、急性期医療に比べ、ペースはゆっくりかもしれませんが、その分受け持ち患者さんの数は多くなります。 看護師が足りていない教育機関 州立、地方、および私立を含む教育機関で働く看護師が$61,780。   州立、地方、および私立を含む教育機関で働く看護師のお給料は他で働くより少ないようです。先日のニュースで、看護師不足が挙げられていました。看護教育者が足りないため、看護学校によっては入学者の数を制限するケースもあるそうです。 看護師不足が進むと、さらに外国で教育を受けた看護師のニーズも高まるのではないでしょうか。   アメリカで看護師になるには、などご質問がありましたら、ぜひお問い合わせください。

トラベルナース?聞きなれない言葉かと思いますが、アメリカでは確立された働き方のひとつです。今回は、トラベルナースになるのに必要な条件、そもそもトラベルナースって何?などについてご紹介したいと思います。 旅行看護師?バケーション感覚で訪れた街で看護師として働く? トラベルナースとは、決まった病院などに就職するのではなく、看護師の人材派遣会社に雇われて仕事をする形態になります。基本的に、スタッフが足りない医療機関に派遣されるので、住まいに近いところに仕事があることもあれば、違う州で仕事をすることもあります。 どんな仕事? トラベルナースになるには? トラベルナースの収入は? どんな仕事? 現在アメリカでは、約170万人ほどの看護師がトラベルナースとして働いているといわれています。さまざまな場所で、看護師として働くのですが、医療機関とそのニーズにより、ひとつの施設で働く期間は4週間から26週間ほどです。 トラベルナースは、もともとの医療機関で働いているスタッフと同じ責任を負います。働く現場は、年間を通じてさまざま違う分野に割り当てられます。病院、ナーシングホーム、リハビリテーションセンター、ERなどなど。 トラベルナースになるには? 1.看護学校を卒業する。アメリカでは、短期大学の看護科を卒業(ADN)しても看護師試験が受けられますが、トラベルナースの人材派遣会社では、4年制大学卒(BSN)を採用条件にしているところが多いです。 2.NCLEX(アメリカ看護師試験)に合格する。NCLEXの受験資格は、看護大学を卒業することにより取得できます。また、外国で看護師の免許を持っている人が自国で受けた看護教育をアメリカの看護審議会に認めてもらうことにより、受験資格を取得できることもあります。 3.看護師免許を取得した新卒看護師が、トラベルナースになるには急性期医療の環境で最低1年の経験を積む必要があります。また、集中治療室や、救急治療、産科などはさらに専門分野での経験が必要になることもあります。経験が豊富な看護師は、看護技術が高く評価されトラベルナースとして重要な戦力になります。 4.トラベルナースの人材派遣会社に申し込む。 人材派遣会社のリクルーターが条件に合った仕事先を斡旋してくれます。 5.所持している看護師免許で働ける州か確認する 所持している看護師免許を得た州と働きたい州の両方がコンパクト(Nurse Licensure Compac)に参加している場合はよいのですが、そうでない場合は、その州のライセンスを申請する必要があります。 6.住居を確保する トラベルナースの住居の選択肢はいくつかあります。人材派遣会社が提供している住居か、住居手当が提供されます。住居手当を受給する場合は、自分で住居を探す必要があります。手当で住居費を賄うのに不足分がある場合は、自己負担になります。 トラベルナースの収入は? アメリカの看護師の給料は、州によっても違いますが、平均で年収約$75,000ほどです。そして、トラベルナースの平均給料は、約$102,000といわれています。そのほか、住居費の補助があるので、トラベルナースの収入はさらに高いといえます。 アメリカ看護師の働き方のひとつ、トラベルナースについてご紹介しました。ひとつの場所にとどまらず、いろいろな現場で働きたい、新しい環境にすぐになじめる方、違う医療機関で経験を積みたい方、トラベルナースとしてのキャリアを選択する人の理由は様々です。 アメリカの看護師について、ご質問があればぜひお問い合わせください。

アメリカで看護師になることを夢みながらも、行動を先延ばしにしていませんか?円安が進んでいる今、アメリカをさらに遠い存在のように感じていませんか?今回は、日本にいながらも着実にアメリカの看護師になる夢を実現させる方法があることをご紹介します。 日本にいながらアメリカの看護師免許を取得? 今回は、日本にいながらも着実にアメリカの看護師になる夢を実現させる方法があることをご紹介します。 日本にいながら日本の看護師の免許をアメリカの免許へ移行 比較的手続きが簡単なニューヨーク州について 日本にいながら日本の看護師の免許をアメリカの免許へ移行 日本の看護師の免許を、日本にいながらアメリカのライセンスに移行する方法です。看護留学をせずにアメリカの免許を取得できます。 アメリカの看護師免許は、それぞれの州で発行されるので、まずはどの州で働きたいか想像してください。常夏のハワイ?大都市ニューヨーク?気候が温暖なカリフォルニア?などなど。 広いアメリカでは、州によってだいぶ住み心地は違います。また、州により、看護師免許を取得するために合格しなければならないNCLEXという試験の受験資格も異なります。 比較的手続きが簡単なニューヨーク州について 比較的手続きが簡単なニューヨーク州についてご紹介します。 州によっては、ある程度の英語力があることを証明するテスト結果を提出する必要がありますが、ニューヨーク州では必要ありません。 また、ソーシャルセキュリティーナンバーといわれる、社会保障局から個人に発行される9桁の番号がなくても受験できます。アメリカは、戸籍制度がないので、このソーシャルセキュリティーナンバーがIDとして大切な役割をもっています。米国市民でない場合は、合法的にアメリカで働くことができる者のみが取得できる番号です。 ニューヨーク州では、直接にオンラインでState Board of Nursing(ニューヨーク州看護審議会)に申し込む方法と、CGFNS(Commission on Graduates of Foreign Nursing Schools/外国の看護学校審議会)と呼ばれる機関で日本で履修した教育の審査をしてもらい提出する方法があります。このステップはとても大切で、尚且つ時間を要します。現在、CGFNSの審査には6か月から1年以上が要するといわれているので、今から書類集めや申請の準備を始めることをオススメします。 以上が、NCLEXの受験資格を取得する流れになります。また、NCLEX試験は東京と大阪で受験可能です。つまり、ここまですべてを日本にいながら進めることが可能なのです。 アメリカで看護師として働いてみたい、と思われている方。円安が続く今、将来を見据えて準備を始めてみたらいかがでしょうか。今、頑張っているお仕事を続けながら、将来のために貯蓄する、英会話教室に通う、NCLEXの受験勉強をする、日本にいながらアメリカで看護師になる道に近づいてみてはいかがでしょうか。 日本の看護師の免許をアメリカの免許に書き換えたいなど、ご質問がありましたら、ぜひお問い合わせください。

アメリカで看護師になるには、NCLEXという看護師資格試験に合格する必要があります。NCLEXの受験資格は、アメリカの看護大学や看護短大を卒業することで得ることができます。また海外で看護師の資格を持つ者も、希望の州に申し込むことにより受験資格を得ることができることもあります。 アメリカ看護師資格試験の難易度 NCLEX試験はどのくらい難しいのでしょうか。2022年の1月から3月の合格率が発表されたので、前年、前々年の結果と比較してみます。 NCLEXーRN(正看護師): 試験合格率 NCLEXーPN(准看護師): 試験合格率 NCLEXーRN(正看護師): 試験合格率 アメリカで教育を受けた者の方が、外国で教育を受けたものより合格率が高いのは明らかです。また、4年制大学を卒業した者の方が、2年制大学にくらべ、合格率が高いこともわかります。それぞれが、どのような勉強法を行って合格に至ったのかの記述はありません。 気になるのは、1回目受験者において、4年制大学の卒業生の合格率が、2020年から2022年にかけて約5%も下がったこと。また、2年生大学卒業者の合格率も2020年から2022年にかけて3%以上も下がっています。これは、コロナの影響で、対面の授業が減ったり、NCLEXの勉強についてもオンラインに切り替わったなどの影響があるのかもしれません。 その反面、外国で教育を受けた者の合格率は2020年から2022年にかけて1回目受験者も再試験車も3%近く上昇しています。 RN(正看護師) 2022年1-3月 2021年 2020年 アメリカで教育を受けた者       1回目受験の合格率       4年制大学卒業者 85.59% 86.06% 90.29% 2年制大学卒業者 79.23% 78.78% 82.80% 再試験者の合格率 42.21% 45.52% 42.94%         外国で教育を受けた者       1回目受験の合格率 46.64% 46.68% 43.71% 再試験者の合格率 27.49% 27.75% 24.84% NCLEXーPN(准看護師): 試験合格率 こちらも、アメリカで教育を受けた者の方が、外国で教育を受けた者より合格率が高いのは明らかです。アメリカで教育を受けた者の合格率が、2020年から2021年に向けて3%以上も下がりましたが、2022年に約3%上がりました。一方、外国で教育を受けた者の合格率は、2020年から2年連続約3%下がっていることがわかります。 PN(准看護師) 2022年1-3月 2021年 2020年 アメリカで教育を受けた者       1回目の合格率 82.16% 79.60% 83.08% 再試験者の合格率 37.91% 35.42% 35.64%         外国で教育を受けた者       1回目の合格率 48.65% 51.49% 54.82% 再試験者の合格率 27.41% 18.18% 25.04% 来年2023年の4月から開始される新しいNCLEX。NCLEXは本来アメリカの新卒看護師が受ける試験です。基本的な知識と技術に加え、安全かつ適切な臨床判断を下せるか、そのために必要な情報を見落とさず収集できるかが問われます。2023年から新しく変わるということで、合格率がどうなるのか気になるところです。 NCLEXについて、また日本の看護師の免許をアメリカの免許に書き換えたいなど、ご質問がありましたら、ぜひお問い合わせください。

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